こんにちはレインボーです。
私は一級施工管理技士という資格を保有しており、住宅の現場監督を10年程経験してきました。(現在は住宅以外の建築の現場監督です)
新築工事でも、リフォーム工事でも室内物干しを付けて欲しいという要望はたくさんあります。
室内物干しは「リビング」「洗面所」「ホール」等簡単に洗濯物を干せる場所作れるので非常に便利。
普段から洗濯物が多いご家庭には大変重宝するアイテムとなっていますね。
使わないときは取り外せて邪魔にならないので、インテリアにも溶け込みます。
今回は室内物干しで一番有名な川口技研さんのホスクリーンの取付方を解説していきたいと思います。
DIYに慣れていない人でもやってみると意外と簡単に取付できるので是非参考にしてみて下さい!
今回は一般的に多い木造住宅の取り付け方法について書いています。
- 室内用ホスクリーンの種類の違いが知りたい方
- 普段から洗濯物が多い方
- 自分で室内物干しを取り付けてみたい方
ホスクリーンとは?ホスクリーン以外の物干しもあるの?
ホスクリーンとは川口技研から出ている室内用物干しです。
川口技研は室内・屋外問わず沢山の物干しを取り揃えています。
物干しに迷ったら川口技研の商品を選んでおけば間違いなしですね。
室内物干しのSPC型は天井高によって様々なモデルがあります。
全長が段階に分けて伸縮するので、ある程度の高さ調節は可能。
とりあえず2.4m程度の天井高に取り付けるならSPC-Wをえらんでおけば間違いないです。
品名 | 取付け天井高の目安 | 全長 |
SPCSS-W | 1.9m | 22cm |
SPCS-W | 2.1m | 32cm-41㎝(2段階調節可能) |
SPC-W | 2.4m | 46㎝-55㎝-64㎝(3段階調節可能) |
SPCL-W | 2.6m | 66㎝-75㎝-84㎝(3段階調節可能) |
SPCLL-W | 2.9m | 102㎝-111㎝-120㎝(3段階調節可能) |
ホスクリーン用の物干竿もあります。
シンプルでインテリアに溶け込みますね。
他にも室内物干しの天井付けの物なら、キョーワナスタのAirHoop(エアフープ)がグッドデザインです!
ホスクリーンと同様に物干竿もあります。
室内の壁に付けてワイヤーで引っ張るタイプの物干し、森田アルミ工業のPIDもシンプルでおすすめ。
どのタイプにしても、下地を入れておいたり下地を探すことが必要になります!
これから解説していきますね。
ホスクリーンを取り付け時に必要な道具
ホスクリーン取り付け時に必要な道具は下記の4点です。
- 電動ドライバー
- 脚立
- 下地探し
- マスキングテープ
- メジャー
電動ドライバー(インパクトドライバー)はビスを打つのに必要な道具になります。
普通のドライバーでも代用可能ですが、手がかなり疲れます。
価格は張りますが、電動ドライバーは1台持っておくと何かと便利なのでオススメですよ!
基本的にDIYで使う程度なら14.4Vの電動ドライバーで良いです。
掃除機等他の商品との互換性を考えるのであれば18Vの方がパワフルでおすすめです。
脚立は室内で使う物であれば2~3尺くらいの短めの物がおすすめです。
下地探しはビスを打つ位置を探しあてるのに必要な道具です。
あらかじめ工務店やハウスメーカーに下地を入れてもらった場合でも、下地探しはあった方が良いです。
マスキングテープは位置を決めるのにあった方が便利な道具になります。
メジャーは下地の位置や壁からの位置、ホスクリーンの間の寸法を測ったりするのに使用します。
建築関係の人はメジャーの事をスケールと言う方が多いですね。
ホスクリーンの取り付け方
ホスクリーンの取り付け手順は以下のようになります。
- 下地の位置を探し、位置を決める
- 台座をビスで留める
- ホスクリーンをセットする
一つずつ解説していきます!
ホスクリーンの取り付け方① 下地の位置を探し、位置を決める
最初に下地の位置を探します。
あらかじめ下地を入れていない場合にも、天井には等間隔に下地が入っています。
こちらの記事に下地探しに詳しく書いているので参考にしてみて下さい!
クロスの下の石膏ボードビスの位置をマグネットで探しあて、少しずれた位置に下地探しの針を差し込みます。
感触があれば下地があります!
逆に下地が無いとスコスコとした感触ですね。
一点の下地の位置を探しあてたら鉛筆で印をしてマスキングテープを貼り、もう一点の下地の位置を探します。
天井下地の間隔は木造だと30㎝置きに入っていることが多いですね。
ホスクリーンの間隔としては部屋の大きさにもよりますが、1.2m~1.8mくらいを目安にすると良いです。
壁から45㎝程離し、洗濯物が壁やカーテンと接触しないように注意しましょう。
2箇所にマスキングテープを貼ったら、壁からの寸法を測り、位置がずれていないか確認。
離れてマスキングテープの位置をみてバランス等も確認してみて下さい。
下地の位置の兼ね合いもありますが、下記の3点に注意するとバランスよくホスクリーンを設置できますよ!
- 服をかけても壁に干渉しない程度に離れているか?
- 物を干した時に人の動線が邪魔にならないか?
- 位置がずれていないか?(壁と平行になっているか?)
ホスクリーンの取り付け方② 台座をビスで留める
室内用のホスクリーンは台座をビスで天井に固定する形になります。
位置を決める時に下地の位置を出したと思うのですが、実際にビスを打つ位置は台座の中心ではありません。
中心から23㎜~24.5㎜離れた2点になります。
下地が入っている方向に穴の位置が合うようにしましょう。
ビスを打つ前にも必ず下地探しで確認することが重要です。
台座を留めるとほぼ完成になります!
意外と取付は簡単ですね!
ホスクリーンの取り付け方③ ホスクリーンをセットする
ホスクリーンの台座のカバーを取り付けます。
台座に当てて回すだけではまります。
ポール自体も台座の中心に差し込んで回すとカチャっと音がするのでセット完了です。
外す場合も同じ要領で回して取り外します。
ポールを引っ掛けるフックも付いています。
こちらも壁の下地を探して取り付ける要領になります。
2つフックがついてますが、1つで2本掛けれますし、来客時以外ではあまり取り外すことも無いです。
フックは使わないので紛失してしまいました!
室内用ホスクリーン(SPC)を取付ける場所
室内用ホスクリーンを今までたくさん取付けてきましたが、お部屋の大きさ等によって取付ける場所は様々です。
今まで経験としては、下記の部屋に取付ける事が多かったです。
- リビング
- 洗面所
- 2Fホール
- 和室
- 寝室
私は洗面所に元々取付けていたのですが、少し少なく感じてきたので今回リビングにも増設しました。
後から取付しやすいのが室内用ホスクリーンの良い所ですね。
室内用ホスクリーン(SPC)の種類・取付方まとめ
室内用ホスクリーンはあると便利ですし、安価なのでおすすめです。
選ぶ種類は通常の天井高であればSPC-Wで大丈夫!
取付ける場合は下地に効かせることが重要ですね。
プスプスと穴を刺しても小さな穴しか空かないので問題無し。
何度でも下地探しで確認することをオススメします。
こちらの記事にクロス補修の記事もあるので参考にしてみて下さい。
他にも現場監督の知識・経験を生かしてDIYや住まいに関する記事を書いているので是非参考にして下さい!