こんにちはレインボーです。
今回は現場監督歴13年の私が壁にネジを固定する方法を紹介します。
「壁に物を飾ったり、棚をつけたりしたい」
「どこにネジを止めたらいいのか分からない」
そういった人の為に壁にネジを固定する方法を解説したいと思います。
住宅の現場監督をしていた時に良くお客様から聞かれた内容なので、きっと役に立つと思いますよ!
- 自分で壁に棚をつけたい方
- DIYが好きな方
- 写真や絵などを壁に飾りたい方
壁にネジを固定するには下地を狙う
壁に物を飾ったり棚を作ったり、壁掛けテレビをつけたりカーテンレールを取り付けたりするには、下地を狙います。
住宅の多くは木造住宅です。
下地とは壁の中にある木です。
木にネジやビスを打ち込むとがっちり固定されます。
壁のネジやビスが下地から外れないようにするには?
壁の下地を見つけるにはズバリ、「下地探し」を使います。
下地探しとは、針で下地を探すものが主流です。
マグネット付きの物をお勧めします。
壁の中の構造は単純に解説すると
①壁紙(クロスとも呼ばれますね)
②ボード
③柱・間柱・野縁等の木材
という順番です。
かなり単純化してますが、写真のような構造ですね。
下地探しの手順
①マグネットでビスの位置を探す
下地探し先端のマグネットでネジ・ビスの位置を探します。
ボードに打ってある、ネジやビスの下は木材が入っています。
②マグネットがヒットした箇所の付近に針を刺してみる
マグネットがヒットした付近に針を刺してみます。
壁ならば大体マグネットがヒットした縦のラインに、天井ならば縦もしくは横のラインに下地がある可能性が高いです。
下地がありそうな範囲で下地探しを押して針を刺してみて下さい。
③下地探しを押して針が刺さるようなら下地アリ!
下地探しを刺して感触が有あるようなら下地があります。
下地があれば写真のように手を放しても止まっています。
逆に下地がなければスコスコの感触ですぐわかります。
④ネジを固定する!
針を刺した部分にネジ・ビスを固定すれば完成です。
壁に下地が無い場合は?
壁に下地が無い場合はボードアンカーというものを使用します。
色々な種類のボードアンカーがありますが、私は写真のようなねじ込み式がおすすめです。
ボードの厚みや使用ネジのサイズによって様々な種類があるので注意してください。
ボードアンカーの使い方
①ドライバー等で壁に穴をあける
プラスドライバーで思い切って壁に穴をあけます。
アンカーの種類にもよりますが、気持ち大きめにあけて下さい。
②ボードアンカーを入れます
ボードにボードアンカーをねじ込んでいきます。
こちらはドライバーで回して入れていくタイプですが、叩いて打ち込んでいくタイプもあります。
あまり回して入れすぎると割れるのでボードの表面まで入ったら止めて下さい。
③ネジを回して固定
ネジ・ビスを回して固定してください。
ボードアンカーの注意点
重すぎるものは付けられない
あくまで下地があるわけではないので、重すぎるものは取り付けられません。
時計を掛けたり、タオル掛けを掛けたり、
ハンガーフックを掛けたりという程度にしておきましょう。
棚や、物干しなんかは重さ的に取付は厳しいです!
外した時、失敗した時に直しにくい
使わなくなって外したいときや、アンカーを入れるときに失敗した時などは直しにくいです。
アンカーがうまく取れないかもしれませんし、取れたとしても大きめの穴が残ります。
小さいものを取り付けるときにアンカーが出てしまう
たまに小さいものを取り付けたいときにアンカーの縁の部分が出ることがあります。
あまりありませんが、取り付ける時に注意してください。
補足:針で壁紙で穴をあけた時の補修方法
壁紙に下地探しの針を突いた穴が気になる人は、コーキングをつけて指で馴染ませると分かりません。
ベビーパウダーも使えますよ!
大体の壁紙にはコーキングはホワイトよりライトアイボリーが馴染むのでお勧めです!!
別記事でもクロスの汚れ落としの記事があるので良ければ参考にして下さい!
まとめ
賃貸の人は厳しいですが、持ち家の人なら下地探しとボードアンカーで簡単にモノを取り付けられます。
業者さんに頼むと1万円くらいは取られると思うので、自分でやってみましょう!
こういった現場監督ならではの記事も書いていきたいと思います。