こんにちは、レインボーです。
奥さんの実家の波板の張り替えを行いました。
波板の張り替えって
「自分でできそうだけど、張り替え方が分からないしちょっと面倒だな」
「波板の種類が多すぎて良く分からないな」
と考え自分で行うには、面倒だなと思いますよね。
実際やってみた感想は、
楽ではないけど、自分でできるなと思いました。
DIYが好きな人だと、楽しみながら作業できると思います。
今回は張り替えを行いましたが、応用として小屋とかも頑張ったら作れそうですね!
- 波板を張り替えたい方
- 波板の選び方を知りたい方
- DIYが好きな方
他にも物置のDIYの記事やお家のやった方が良いメンテナンス項目についても書いてあるので、参考にしてみて下さい!
波板の種類について
波板の種類には大きく分けて5種類あります。
種類 | 特徴 | 耐久年数 | 加工道具 | 価格・6尺(目安) |
---|---|---|---|---|
塩ビ波板 | 一般的な波板 | 2~3年 | 専用のハサミ・ノコギリ | 700円~ |
ガラスネット波板 | 色あせに強く、耐久性がある | 4~5年 | 専用のハサミ・ノコギリ | 1200円~ |
ポリカ波板 | 強度があり透過性がある | 7~10年 | 専用のハサミ・ノコギリ | 800円~ |
トタン | 軽量で安価な鋼板 | 5~7年 | 電気丸ノコ・ディスクグラインダー等 | 750円~ |
ガルバニウム | トタンより錆に強い鋼板 | 7~10年 | 電気丸ノコ・ディスクグラインダー等 | 900円~ |
私は施工性・価格・耐久性をトータル的に考慮して、ポリカ波板(ポリカーボネート波板)にしました。
トタンやガルバニウムは技術が無いと、施工は難しいかもしれませんね。
施工時には2.5山以上重ねて敷き込みます。
波板の幅は655㎜ですが、2.5山の重ね代(80㎜)を考慮して枚数を決めましょう。
波板の枚数は
(波板を張る場所の幅ー80㎜)÷575㎜
で枚数を出せます。
私が実際に施工した時はきっちりとした枚数にならなかったので、数カ所3.5山にして調整しました。
長さは6尺(1820㎜)が一般的ですが、そこから1尺(約300㎜)刻みで小さいサイズ、または大きいサイズもあります。
ホームセンターによって売ってあるサイズが様々かもしれないので、一度見てみることをオススメします!
波板施工に必要な道具・材料
波板の施工に必要な道具は
- 電動ドライバー
- 電動ドライバーの六角ソケット【8mm】
- 電動ドライバーの波板専用のキリ
- 波板用ハサミ【ノコギリ】
- フックボルト
- 脚立
以上の6点になります。
電動ドライバーは高価ですが1家に1台あるとかなり便利です。
DIY好きな方にとっては必須アイテムではないでしょうか?
脚立も同様に1家に1脚あるとお家のメンテナンスに必要なのであると重宝します。
脚立は6尺か7尺くらい高さがあると波板の張り替えをしやすいです。
電動ドライバーと脚立以外は安価な物ばかりなので、揃えやすいですよ。
波板の張り替えの施工方法
波板の張り替えの施工手順としては5ステップ。
- 波板をはがす
- 骨組みの清掃
- 波板のカット【必要があれば】
- 波板の敷き込み
- 波板をフックボルトで固定
❶波板をはがす
古くなった波板をはがします。
勢いよくバキバキと剥がして大丈夫です!
脚立での作業は不安定で危ないので安全に注意しましょう!
❷骨組みの清掃
骨組みの桟の溝部分が汚れている可能性が高いので、この機会にササっと清掃をしましょう。
ホースで水を流しながらブラシで洗うとキレイになります。
❸波板のカット【必要があれば】
長さのカットが必要な場合は波板のカットを行いましょう。
専用のハサミが有れば簡単にカットができます。
ただし塩化ビニールはハサミでカットできますが、ポリカーボネート製は硬いのでノコギリでのカットの方が切りやすいです。
元々規定の寸法のまま施工できてカットの必要のない場合もあるので、最初に計ってみましょう。
私が今回施工した時は、屋根の雨樋が下りてきていた箇所を加工の為カットしました。
❹波板の敷き込み
波板を敷き込んでいきます。
波板を敷き込む際のポイントは
- 2.5山以上重ねる
- 流れ方向を重ねる時は水下の方を下にする
- 中間部は6山ごと、端部流れ方向の重ね部は3山ごとに留め具で固定
以上3点になります。
2.5山以上重ねて敷き込む
波板を敷き込むときは2.5山以上重ねます。
横幅が2.5山で寸法がピッタリといかない場合は、
何ヶ所か3.5山ごとしても大丈夫です。
流れ方向を重ねる時は水下の方を下にする
もし流れ方向が長く、波板を重ねないといけない場合は、水下の波板が下になるようにしましょう。
雨が漏れてこないように、水上の物を上に重ねるのは建築において鉄則です!
中間部は6山ごと、端部流れ方向の重ね部分は3山ごとにフックボルトで固定
波板のを貼る中間部分は6山ごと、端部と流れ方向の重ね部分は3山ごとに
フックボルトで固定しましょう。
端部は波板を張るスペースの周囲10%の部分です。
また、横方向で上に重ねた波板の端部は必ずフックボルトで固定しましょう!
❺波板をフックボルトで固定
波板をフックボルトで固定していきましょう。
電動ドライバーに付ける、専用のキリを使用すると穴をあけやすいです。
穴を開けた後は穴にフックボルトを差し込み、骨組みの桟に引っ掛けます。
桟がL字になってフックボルトが引っ掛かるようになっています。
その後フックボルト上のナットを締めて固定します。
フックボルトを固定する時は、六角レンチでも良いですが、電動ドライバーの六角ソケットを使用すると作業しやすかったです。
実際には桟の上に波板を仮置きして寸法を割付を見た後、【1枚ずつ敷き込み→フックボルトにて固定】という流れが作業しやすいです。
波板張り替え後はかなり空間が明るくなりました!
波板を自分で張り替える場合のデメリット
波板を自分で張り替える場合のデメリットは、
特殊な加工が必要な場合や鉄素材の波板だと自分でできない事です。
足元が不安定な場所だったり、張り替える面積が大きいと自分で行うのは厳しいかもしれません。
そういった場合は思い切ってプロにお願いしましょう!
私が張り替えを行った場所も狭く手を入れにくい場所があり、かなり苦戦しました!
波板張り替えのまとめ
波板張り替えは自分で行うとリーズナブルに張り替えをすることが出来ます。
作業しやすい環境であったり、施工が容易であれば素人でも簡単です。
私は自分で施工した時に波板を張り替えることで、
「波板の下の空間が明るくなった!」と喜ばれました。
古い波板を張り替えることで、コケや汚れがまっさらになり、気持ちの良い空間になります。
DIYの入門編にも取り掛かりやすいのでオススメですよ。
とは言え、加工しにくい波板や作業しにくい場所での施工はプロに任せましょう!
他にも物置のDIYの記事やお家のやった方が良いメンテナンス項目についても書いてあるので、参考にしてみて下さい!